« 2015年12月 | トップページ | 2016年2月 »

2016年1月

2016年1月28日 (木)

技術開発の成果普及へ「発表会」2月に開催

職員がこの1年間に取り組んできた技術開発などの成果を普及する北海道森林管理局の「北の国・森林づくり技術交流発表会」が2月4日~5日の2日間、北海道大学「学術交流会館」で開催される。

発表会では民有林関係者等や高校・大学生の発表、有識者による特別発表、特別講演のほか、発表内容を掲載したパネル展も行われる。

全研究成果発表終了後には、道総研 林産試験場技術部大橋義徳主査(農学博士)の「道産材のポテンシャル~人工林の材質特性と利用技術」と題する特別講演のあと、表彰式で終了する。

●発表課題(発表者略)
◆◇一般発表の部

「大型機械の地拵え効果」 ・・・・・(森林技術・支援センター)

「ホースロギングによる林業6次産業化の可能性」
 ・・・・・(根釧西部署・大沼流山牧場・中頓別町町づくり協議会)

「刈払機用コンテナ苗植穴堀機の開発・大型輸送用コンテナ開発と植付作業  の  効率 化」・・・・・(紋別地区種苗協議会)

「空知地域の民国連携の取り組み」・・・・・(空知署)

「列状間伐による残存列の成長への影響」・・・・・(北大農学部)

「機械力に応低コスト作業システム構築の取組」・・・・・(後志署)

「林業用スマートフォンアプリ・サービス等の試作開発」・・・・・(HPH201

「上川中部地方における間伐などの推進を考える」・・・・・(上川中部署)

「トドマツ人工造林の徹底したコスト削減」・・・・・(留萌南部署)

「有用広葉樹による新たな地域産業創出への挑戦」・・・・・(夕張市農林課)

「亜高山帯における育成天然林施業」・・・・・(日高北部暑)

「ノンフレーム工法による山腹工の実施」・・・・・(檜山署)

「地材地消で地方創生に繋げたい」・・・・・(留萌北部暑)

「朱鞠内湖周辺部における無立木地解消に向けた取組」・・・・・(北空知支署)

「チシマザサの密生地における民間ボランティアによる簡易なブナ林再生手法の検討」・・・・・
(黒松内ブナ林再生プロジエックト)

「バイオマス対応型フォワーダの有効性検討の取組」・・・・・(上川南部署)

「えりも岬国有林緑化事業の取組と今後の展望」・・・・・(日高南部署・北大総合博物館)

「針広混交林を目指して」・・・・・(常呂川森林ふれあい推進センター)

「カラマツハラアカハバチ被害の推移と普及指導活動を通じた情報発信等の取組」・・・・・
(十勝総合振興局森林室)

「地域と連携した然別自然休養林の保全活動」・・・・・(東大雪支署)

「知床におけるヒグマ保護管理への貢献」・・・・・(知床森林生態系保全センター)

「木製桝魚道のその後」・・・・・(網走中部署)

「モバイルカリングの手法によるエゾシカ捕獲」・・・・・(石狩署)

「広葉樹林育成における動物の食害」・・・・・(釧路湿原森林ふれあい推進センター)

「稚咲内砂丘林で実施したエゾシカ囲いワナ事業の結果と課題」・・・・・(宗谷署)

「治山ダム改良後のサケ科魚類の生息状況」・・・・・{網走南部署)

「多様な視点から見た森林再生」・・・・・(石狩地域森林ふれあい推進センター)

「国有林へのスノーモビル乗入れ自粛に係る啓発などの3年間の取り組み」・・・・・(網走西部
署・上川中部署・西紋別支署)

「エゾシカが林床植生に与える影響」・・・・・(北大農学部・北方生物圏フィールド科学センター 植物園)

「木造構造物のライフサイクルマネジメントを考える」・・・・・(胆振東署)

「民国連携した森林被害への対応」・・・・・
(網走西部署・オホーツク総合振興局西西武森林室)

「トドマツ人工林における捲き枯らし間伐の効果についての調査・研究」・・・・・(岩見沢農高)

「水辺のランドスケープモデル」・・・・・(札幌旭丘高)

「ササの有効利用」・・・・・(旭川農高)

「森林環境教育のニーズとマッチングを探る」・・・・・(胆振東署)

「子どもは森林の何に興味を示すのでしょうか?」・・・・・(根釧西部署)

「渡島総合振興局東部森林室との連携による森林環境教育(森林づくり熟)の開催」・・・・・(駒ヶ岳大沼森林ふれあい推進センター・渡島総合振興局東部森林室)

「次世代へ繋ぐ森林づくり」・・・・・(空知総合振興局森林室)


◆◇特別発表の部


「攪乱が森林のCO2収支に与える影響」・・・・・(森林総研北海道支所)

「木材生産と公益的機能の両立を目指した保残伐施業の実証実験」・・・・・{林業試験場)

「品種改良は人工交配から」・・・・・(林木育種センター
北海道育種場)

2016年1月27日 (水)

国有林材の「供給調整機能委員会」来月開催

木材価格の急変事態などに対応する供給調整機能の発揮ということで、北海道森林管理局は国有林材供給調整検討委員会を設け、調整の必要性、実施の場合の調整方法などについて、学識経験者並びに森林産業関係者からの意見を今後の供給調整に役立てる取り組みを行っており、本年度4回目の検討委員会が2月16日、同局大会議室で開かれる。

非公開形式の開催で一般傍聴はできないが、開催後にHPなどでの概要公表を行うことにしている。

「国有林と地域社会の連携強化」有志協で確認

1月18日北海道森林管理局で「国有林野所在地市町村長有志連絡協議会」が開催され、国有林と市町村の連携強化によって、国有林の事業円滑化と地域社会の経済発展に資する今後のあり方などが話し合われた。

森林管理局では昨年秋に急遽の用務で欠席となった池部南富良野町長を除き、酒井新ひだか・浅田天塩・菅原浜頓別・長家滝上・安久津足寄・山本共和の6町長に、林野庁から川端国有林部長、森山森林保護対策室長の出席のもとに地区協議会を開催した。

黒川局長は挨拶で「資源力、技術力、組織力を最大限に活用して民有林と一体で林業の成長産業化等に取り組むことは重要な役割。忌憚ない意見をいただきたい」と、川端部長は森林・林業基本計画の策定に関わる事項から「戦後の人工林が主伐期を迎える。川上・川中・川下の連携による収益性の向上を通じて、木材の循環利用野推進、地方創生への貢献に取り組む」という考えである旨の話があった。

連絡協の代表世話人新ひだか町長の進行で進められた協議では、28年度林野予算の概要、税制改正大綱における森林吸収源対策の扱い、2020オリン・パラリンピック関連施設への木材利用などが林野庁から、また道局からは道内国有林の動向などの説明、さらに7か所で開催の地区協議会について、事務局を務める管理署長から報告があった。

このあとTPPの林業、木材産業への影響、CLTの普及への財政支援、木材加工業の大規模化、バイオ発電への安定的原料調達の影響などについての意見交換が行われたが、最後に黒川局長は町長からの意見、提案に謝意を述べて「国有林があってよかった」と評価されるよう、今後とも取り組んでいきたい」と発言。「地域社会と国有林」という視点での主旨、目的に有意義な協議会となった。
Photo_2
市町村と国有林連絡協議会の模様(道局HPから)

2016年1月25日 (月)

北海道銘木新年初回市~大台続出に盛会

北海道銘木市売(旭川林産協同組合主催・髙橋秀樹理事長)第392回市は、新年初回市に相応しい東大演習林からの超優良材を含む総量3,454m3展示し22日銘木会館で開催され、161万円を最高値に100万円超えマカバ4物件のほか、センを含めて目玉大台物件が年初を盛り上げた。結果は55,703円総平均単価で総売上額は1億8755万円。

開市前の下見2日間は、折からの低気圧接近情報で関係者の心配もひとしお。
結果的に東北海道と日本海側に暴風雪影響は集中した形。内陸旭川圏は不思議なまでに、冷たい北西風は身を刺すも青空に太陽というラッキーな下見日和に味方となった。

結果は下記の表と画像でご覧いただくが、新鮮な真冬の良材プラス税率引き上げの駆け込み需要予測もありで、適材取得の機会と捉えた感覚での応札が終始した。

石狩、日高南部・北部、十勝東部、網走西部、上川中部・南部の7管理署から665m3の官材、東大北海道演習林からの53m3の展示は、突板、挽材いずれもマカバ、セン、メジロなどの良材ということで常連客の思い入れも格別。

道外勢は名古屋を中心の中部地方だけで312m3(9.3%)、単価85,872円で取得額2,677円(14.3%)。道外全体では424m3(12.6%)で単価108,30円、取得額は4,603万円(24.5%)。

東大マカバは22本が大台。うち11本は50万円以上。演習林長賞(
10.8×50)の昭和木材161万円が最高値。次が旭川林産組合理事長賞(6.6×52)のダイゲン単板150万円。

セン最高値は、東大材銅賞(4×68)
の吉川木材66万1000円。
タモは昭和木材(3.4×62)出品材が北海道北三15万3000円で最高値。
ナラは王子木材緑化(4×48)銅賞が、北日本木材28万8900円で最高値。

結果総括表
Photo_2


Photo_12
 
 
Photo_6
 
Photo_7
第一展示場
Photo_8
第二展示場
161
マカバ最高値161万円/昭和木材落札
出品・東大演習林


66
 セン最高値66万1000円/吉川木材落札
出品・東大演習林


288900
ナラ最高値28万8900円/北日本木材落札
出品・ 王子木材緑化
 
 

2016年1月23日 (土)

林野庁間伐コンクール ~ 北海道から吉岡建設に優秀賞

林野庁では毎年、国有林の間伐事業で優れた取り組みを行っている事業体の表彰を行っているが,本年度は北海道南富良野町の株式会社吉岡建設(鷹端充子社長)が熊本県の泉林業とともに優秀賞に選ばれ、1月21日農林水産省で授賞式が行われた。

全国コンクールで現場作業に優秀賞を受けること自体、真摯な取り組みと優れた技術の成果に栄典の灯りが当てられた意義は大きい。

地元事業体の受賞について、北海道森林管理局上川南部森林管理署・小林重善署長は~

  • 伐採から植え付けまでの一貫した作業において、高性能林業機械の有効的な稼働による生産コストと造林コストの低減ということで、これを公表することによって効率的で低コストな事業システムが広く普及されればという目的なんですが、面的な「誘導伐」なども対象に6部門で取り組み内容が競われ、「車両系誘導伐等部門」で地元の素材生産事業体が優秀な事例と認められました。

    一つは、伐採から植え付けまでの一貫作業において、生産では高性能機械を効果的に組み合わせて、森林作業道を有効に活用したことで生産性が向上したということ。

    もう一つ、造林では地拵え作業で独自のレーキを開発すると共に、コンテナ苗の運搬をフォワーダを使用して効率化を図ったことです。
と話し、「当署の低コスト造林事業の確立に向けた取り組みに、大きく貢献いただいたものと感謝しています」 と話している。

  • 事業現場
上川南部署幾寅国有林
樹種/林令:トドマツ63年生
面積:2.14ha
本数/材積:979本/ha、403m3/ha
林地傾斜:平均15度
  • 伐採内容
伐採方法:帯状の主伐
伐採材積:862m3
ha当たり伐採材積:403m3
平均胸高直径・樹髙:22cm・20m
1本当たり材積:0.33m3
路網密度:132m/ha
  • 造林内容
地拵え:大型機械
苗木:トドマツ(コンテナ苗)
植栽本数:1316本/ha
 
Photo_2

2016年1月22日 (金)

「前進する北の林業-伐採・造林一貫システム技術開発」シンポ開催

森林総合研究所北海道支所が主催し、林業の町下川町が共催する「前進する北の林業ー先進機械による伐採・造林一貫システムの開発」シンポジウムが2月16日(火)、札幌市白石区の札幌コンベンションセンターで開催される。

下川町は平成25年から森林総研支所と農林水産省の「先進林業を活用した伐採・造林一貫システムによる低コスト人工林管理技術の開発」に取り組んできており、この成果を軸として北海道と共通点の多いフィンランドとスウェーデンから専門家を招き、伐採作業の省力化や苗木生産のあり方などを考える、また先進技術と比較する公開シンポジウムを開催する。

当日は
「フィンランドの伐採作業の省力化」・・・フィンランド自然資源研究所Jori Uusitalo
「スウェーデンの苗木生産と造林作業」・・・スウェーデン農科大学(現カナダ林業研究所)Tomas Ersson
両氏の基調講演。

続く林野庁と下川町の取り組みについて、
谷町長・・・「森林総合産業特区としての下川町の取り組みと今後」
林野庁堀首席研究企画官・・・「林業の低コスト化への取組」
両氏の報告。

この事業は農林水産業・食品産業科学技術推進事業としての取り組みであることから、森林総研の専門家3名から
「伐採造林一貫システムと低コスト育林」
「伐採作業の効率化とコスト評価」
「機械作業の林内環境への影響評価」
の3件の成果報告、引き続き総合討論が行われる。


翌日17日(水)~18日(木)の両日、紋別市と下川町へのエクスカーションも行われる。
17日8時にバスで札幌駅北口集合~昼に紋別着後、住友林業社有林での伐採作業、バイオマス発電施設見学。18日は下川町で町有林、森林組合北町工場、木質原料製造施設、一の橋バイオビレッジ等を見学し、午後札幌へ。

森林産業の展望とりわけ森林整備と伐採一貫作業による低コスト化という重視される問題について、先進北欧の実態と北海道での取り組みの現状をして、これからのあり方への知見、示唆に富むシンポジウム・・・これには北海道森林管理局、北海道、森林利用学会、北方森林学会が後援で開催される。

定員は190名。問い合わせは森林総研支所011-590-5503,または下川町森林総合産業推進課01655-4-2511。
Photo

2016年1月18日 (月)

392回北海道銘木市開催予告

今月22日の金曜日に旭川銘木会館で開催される第392回北海道銘木市(旭川林産協同組合主催)は、3,454m3の出品材が冬場も最盛期の年初市ということで、展示土場は賑わいを見せている。開催日前の下見2日間は道内外の関係社が大勢来場し、全量新材で特に東京大学演習林の53M3目玉材セン、マカバはハイライトとして注目される優良材が並ぶ。

展示材の概要

総量内訳
  • 椪数・3,157口
  • 本数・12,018本
  • 材積・3,454m3 
樹種別内訳
メジロ(28%)・970m3
ナラ(24.3%) ・840m3
タモ(10.8%) ・374m3
セン(9.7%) ・335m3
シナ(4.5%)  ・157m3
ザツカバ(3.4%)・116m3
イタヤ(2.8%)・95m3
主なモノは以上で、 あとは1%台。

官・民別
官材の単椪562m3,  ロット椪156m3
民材の単椪2,620m3, ロット椪115m3  

外材はタモ、ナラ、ウオールナットなど62m3で
全体の1.8%。

官材の内訳

国有林~石狩76m3,日高南部96m3,日高北部66m3,十勝東部239m3,網走西部        145m3,
上川中部22m3,上川南部21m3

東大演習林~53m3                             
              

2016年1月12日 (火)

インフルA型直撃

健康への感謝の日々をいただく毎日もついに啄木鳥、インフルエンザA型にやられてしまった。のどから血が出るような連続的な咳に高熱は、完全に全ての動作がダウン。

5日の「北北海道森林産業新年交礼会」二日後の自覚異常は、専門医によって結果が判明。ついに社会問題視さているスイス製剤「タミフル」の使用に相成った。

副作用度外視で、とにかく不調からの脱却頼み。
これが家族に飛び火で同じ苦しみを共有するに至れば、罪人は免れない。

強烈な威力のインフルも、タミフルさえ効かないC型でもいただくなら、
それこそ「夢は枯れ野を駆けめぐる」に及んでしまいかねない。

視線に見えないウイルスの世界・・・是非皆さんも、身辺環境にご留意のほどを。



今暫く、ニュースのブログも静養専念第一をお許しいただきたい。

Dscn9071 タミフル中心に3点セットでA型に挑む

2016年1月 8日 (金)

鏡開きでスタートした北北海道の森林産業界

1月5日旭川グランドホテルで開催された「北 北海道森林産業新年交礼会」・・・110名の関係者が良き年を期待し、3方開きも威勢高らか鏡開きで新年を祝った。
昭和29年の「8,000万石大風倒木被害発生事変」を機に翌30年、第1回目旭川林材界新年交礼会が開催され、歴史ある一大事業として昨年が60回。「この交礼会を以て仕事始め」という受け止めで、時代の変遷を刻みながら歩んできた交礼会は今年、企画主催担ってきた新聞社から旭川地方木材協会に継承されての開催へ。今年の61回目は一つの節目ということで、名称も簡素で効果的にと提案の名称が一文字の装いを新たにした。
交礼会実行委員会委員長を務める三津橋木材協会長の主催者挨拶のあと、国会議員はじめ北海道森林管理局内田次長、上川総合振興局紺谷局長、旭川林業土木協会新谷会長から今年の展望など挨拶あり、このあと12名の機関・団体の代表者がステージ左右にセットされた「初」「春」2組の縁起もの「神が宿る鏡」に見立てた酒樽の威勢よい鏡開き・・・この雰囲気に載せて北海道立総合研究機構 林産試験場菊地場長の祝杯発声で盛り上がった祝宴へ。
1時間45分のまとめは、恒例によって旭川林産協同組合並びに原木市協連合会の髙橋理事長・会長の今年に向けた展望と併せての3本締め。名実共に新たな形になる北北海道の森林産業界を特徴づける事業が展開された。
Photo
参加者の高い好評へ・・・簡素化の新名称
Photo_3
祝杯直前の会場雰囲気

« 2015年12月 | トップページ | 2016年2月 »