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2016年6月14日 (火)

新国立競技場の椅子木製化 政府に申し入れ

2_32020年わが国で開催されるオリンピック。

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(画像・日本スポーツ振興センターHPより)



   そのメーンスタジアム「新国立競技場」建設に際しての6万8千席の観客席問題。

 政府が考えてきたプラスチック製椅子について、大会実施本部が政府への「木製椅子の採用」申し入れを行った。
今年2月、自民党の5輪関連部会が「木製いすの導入に関する申し入れ」を纏めて関係機関へ要請活動を行った。 

 「日本らしさ」を象徴するに相応しいメーン会場の佇まい・・・『木の文化・日本』を表現する「木製」という発想は、国民目線と合致するもので大いに歓迎したい。
日本固有の「木の文化」。その原点でもある匠の技を駆使し、重要な部分を担い仕上げていく意識は自然的であり、そこを欠いてならないのは当然な話。
 
  1億立方の連年生長量をして、今や総蓄積量は49億立方。半世紀近い歴史は、往時の2倍半を超える蓄積である。国土の3分の2を占める森林大国日本。

 スタジアム外構の「みどりの樹木」・椅子を含む内装の「木材化」は、文字どおり「木の文化」と世界を繋ぐ「進歩と調和」 を唱うものになるだろう。

 

 大量の木材が使用される結果は、国内森林産業の活性化に大きな影響をもたらすことは間違いない。

 

 当初のプラスチック製椅子の発想に、推測される コストへの課題~
  1. 20 億円前後が見込まれる有機質の椅子、これを無機質木製化にすると2倍     から3倍のコスト高という課題。
  2. さらに調達に2年半から3年はかかるであろうという可能性への予見。
  3. 完成後半世紀も経過すれば、椅子の維持管理経費も莫大な単位の額が見込まれる。
こうした点が背景か?としても、ここは価値観をオール日本的視点で政治的解決を望みたい。

  「プラスチックでは画竜点晴を欠く」「木製にすることで 『木育』 にも資する」 と自民党の再決議のほどを見聞するも、力強い。「みどりと木の造形表現」がもたらす結果に、さらなる面目躍如への期待感を膨らませる森林産業界である。

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