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2017年5月

2017年5月29日 (月)

406回北海道銘木市~時期相応に展開

 旭川林産協同組合主催・5月26日開催の406回銘木市。時期的な展示材の数量・材質から、平均単価が前回4月市より1,426円下回り、最終売上額も2,631万円余となった。
 銅賞がついた物件はナラ(2.4×90)1件のみ。いずれの樹種も単価は前回を下回った。
道外企業の取得は、数量で101㎥=15.3%。単価61,639円で金額的には23.8%を占めた。
結果一覧
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  •  Dscn0079 展示会場
Dscn0090 ナラ最高値2.4×90
 
 

2017年5月28日 (日)

より活性化へ・・・木協の近況

 「木協の存在感に変化が・・・?」こんな気強いこぼれ話に、ブログ子<啄木鳥>の関心も深まる。早速、旭川地方木材協会(三津橋央会長)第66回総会を取材。
特徴的に映ったのは
■「ホームページの展開」
~発信される多様な情報活動に、会員・員外者のアクセス数が一昨年対比2倍半へ急増。
■「会員の増強」
~29年度の新たな会員
物林、永大運輸、タツミ工業、山田木材工業、東邦木材、安藤山林緑化、よつばフォレスト、平和木材、三立木材、北日運輸、宮本運輸の11社を含む総会員数が61社。北 北海道の関連企業が網羅。
 
この傾向は、木材協会の取り組む活動に直結と考えれば・・・
  • *針葉樹製品に関わるマーケット情報
  • *建築設計・施工業界と連携重視の針葉樹、広葉樹の需要拡大
  • *新規のCLT、木質バイオエネへの新たな利用
  • *不意に見舞われる労働災害への対策
  • *森林産業が抱える担い手や人手不足
といった問題・課題の重視、あるいは市町村公共建築物への木材利用PRの差し迫った事例もあるが、植林事業、素材生産、針葉樹・広葉樹の製品製造加工、プレカット工場、バイオ利用など総合的な木材産地産業形成に山林種苗緑化企業、木材輸送企業も新規加入願い、「会員企業のPR」を拡大する取り組み、さらに関連の情報と「会員からの要請に基づく情報」を発進していくという木材協会の方向には、会員の期待も大きいと思われる。
 
 
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総会の模様(協会提供) 

2017年5月21日 (日)

第406回北海道銘木市・・・5月26日開催

 5月26日の金曜日、朝8時から旭川市永山の銘木会館で「第406回北海道銘木市」が開催される。主催は旭川林産協同組合・電話0166-46-0661番/0166-48-7652番

 展示材の詳細は下記クリック。

 生産材の新鮮さで賑わう冬場の最盛期市売りから、量・質共にやや様相を変えての5月市も、メーカーには唯一の原料確保の機会となることから、例年通り道内・道外の常連顧客の参加が見込まれる。


 総出品材は約702㎥。樹種別ではナラが全体の35%, タモと合わせて半数を占める。

 
このうち9.7%を占める外材は、ナラ40㎥とタモ16㎥。その他を含めて68㎥。



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(イメージ画像)

2017年5月17日 (水)

設立75周年・・・旭川林産協同組合の今昔

 「自然を守る国有林、道有林、東大演習林、民有林の森林群に囲まれた旭川。北海道立林産試験場や北方建築総合研究所があって、国内外に発信されるブランド家具製品が成り立つ旭川・・・大雪山の麓に一大木材産地産業が形成されている。
 
 その中に木を植え、間伐する造林・造材業者から針葉樹・広葉樹製材業者、合板・集成材・プレカットなどの製造業者、王子製紙・日本製紙と流通商社で構成される旭川林産協同組合がある」と、大局的な背景を語る髙橋秀樹理事長。



 組合設立75周年、北海道銘木市開催50周年を迎えた記念式典・祝賀会がお客と出品者、来賓はじめ全ての関係者340名余を招いた盛会裡開催の模様は、本ブログ「森林産業ニュース」(4月3日付)で公開したが、北海道森林管理局長はじめ関係の来賓を招いて開催された5月15日の第68回総会・・・
 
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  • 総会会場
 
その中に示された市売事業を中心とする盤石の資産形成の経緯・・・それは
「北海道の有用広葉樹・・・その真価を問う」 を提起した髙橋丑太郎第4代理事長の広葉樹将来展望が、熱意を超えた火の玉となって開設に至った半世紀を刻む銘木市事業にある。



 その流れは髙橋さん出版の〈広葉樹に惚れて50年〉にも記されているが、並や愚かではない尽力を惜しまなかった理事長はじめ組合役員の当時が想起される記念式典・総会の印象を強くした。


 髙橋秀樹理事長が総会で述べた「先人の苦労と現組合員の真摯な活動、関係の皆様のご支援の賜」と、75周年・銘木市50周年の記念に寄せる全人への感謝の思い。そして市売事業の近況と組合を取り巻く内外の環境にも触れたその要旨~
 
 
① 28年度銘木市の結果は、
*売上数量17,237㎥
*売上金額8億2,600万円
*平均単価47,900円
*落札率95.4%。
 この成績は前年の売上10億台から1億8,400万円も減少した。特に官材は1,900㎥減7,100万円の減少となった。
 この大きな理由は、4回の台風で十勝、日高、オホーツク、上川地方に大きな被害が発生し、河川や林道の決壊で搬出不可能、伐採中止が起こった。台風被害復旧最優先のために、民有林伐採に人手がまわらず、事業中止の森林もあった。
このことで銘木出品量の減小と業者の原料不足となった。目立たないけれどこの市売事業も台風被害者になってしまった。
 外材の出品は722㎥で前年比81㎥の減。全体での比率は4%に過ぎない。ロシアのタモ・ナラが絶滅危惧種ワシントン条約アイテムになったことが効いてきたことと、円安によるコスト高。まさに道産広葉樹唯一の原料流通市といって過言ではない。今月から施行されるクリーンウッド法により、ますます期待されると思われる。



② 旭川林産協同組合は昭和17(1942)年7月、木材統制下で造材業者による上川地区伐出組合いと、製材業者による旭川地区製材組合を設立したことから始まって75年。
 戦時統制、戦後の復旧材供給、洞爺丸台風の風倒木処理、輸出製材合板全盛、銘木市の開催、プラザ合意の円高による外材時代の到来、バブル崩壊、たくぎん破綻と組合員の廃業、中国木製品との闘い、リーマンショック、デフレ経済、ロシアタモ・ナラのワシントン条約登録などなど、荒波の連続であったが、50年間銘木市事業を継続し、その積み重ねで資産を形成することできたのも、先人、組合員そして多くの方々のご支援の賜で感謝申し上げたい。
 
 
  • *総会で選任された新役員
理事長・・髙橋秀樹(昭和木材 /代表取締役社長)
副理事長・山田   稔(山田木工場 /代表取締役会長)
理事・・・上坂勝司(上坂木材 /代表取締役会長)
理事・・・野村幸生(ノムラ /代表取締役社長)
理事・・・尾田泰一(尾田木材 /代表取締役)
理事・・・岩下  誓(山田木材工業 /代表取締役社長)
理事・・・井口公夫(東邦木材 /代表取締役社長)
理事・・・桜井範明(北日本木材 /代表取締役社長)
監事・・・齋藤修一(斉藤工業所 /代表取締役社長)
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髙橋理事長から永年勤続表彰を受ける山田副理事長
ほか6名の役員が受賞。

2017年5月 4日 (木)

多発する「かかり木死亡災害」の実態に危機

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 昨年から今年にかけて「かかり木」処理中の死亡重大災害多発の北海道。
9件の死亡災害は異常であり、危機的状況と言わざるを得ない。
 お座なりの通り一変的な対策・取り組みの繰り返しはもはや通用しない。
 
 未然防止の啓発は大事だが、究極は働く現場の問題。

 作業者に事業主が寄り添いながら、「命の尊さ」に1秒をかけるくらいの熱い思いが求められる点を、今更に改めて直視したい。

 事業主への信頼感と現場従事者の安全意識・・・まさに相応しい効果のある取り組みで得られる成果 「みせるゼロ災」 の上にこそ、健全な職場環境と家族の幸せがあることを願って止まない。
 魔の一瞬で発生する死亡災害。
「何を、どうすればいいのか」・・・企業に改めて問われている重大問題として提起したい。
〈28.1~29.4〉 北海道の林業死亡災害
 
【28年】
*03月~「かかり気落下に激突」
*03月~「地拵え中のブルに轢かれる」
*05月~「除去中のトドマツ風倒木の下敷き」
*11月~「伐倒中に乗って支えられていた転石に直撃」
*12月~「伐倒中にかかられたトドマツが外れ激突」
*12月~「伐採しようとした木にかかっていた木が落下」
 
【29年】
*01月~「伐採中に倒れた木の下敷き」
*03月~「伐採していたシナの木の下敷き」
*04月~「掛かり木の下敷き」
 

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