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2017年12月21日 (木)

山田稔さん・・・林野庁長官賞受賞

 針葉樹メーカーの老舗として君臨する本社旭川市・株式会社山田木工場 代表取締役会長山田稔さんが林野庁長官表彰を受賞した。
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 多年にわたって木材協同組合事業の振興に寄与した功績が評価されたもので、先刻奈良県で開催された「第52回全国木材産業振興大会」の席上で授与された長官栄誉は、ご本人にとっても感慨深いものと察せられる。
 昭和6年に設立された針葉樹専門工場に大卒後入社。原料仕入から製品まで、生産管理や作業の効率化など現場での実践面に研鑽を重ね、昭和49年2代目社長に就任。「堅実な経営手法」を地でいく安定した体質を強固なものとした。原木流通の公開市場「北海道銘木市」生みの親である旭川林産協同組合の故髙橋丑太郎理事長が「これからの木材経営一つのあり方の教本」と評価した、いわゆる「ヤマダ哲学」は3代目山田彰社長に継がれ、更なる高みへと歩む。
 山田会長さんの公私にわたる活躍は、文化・教育・経済界と幅広く、豊かな独創性が関心を呼ぶ。経済界では北海道木材青壮年協議会旭川支部長をはじめ、木材協会、林産組合の監事、理事を歴任。現在は旭川林協副理事長として、多忙を極める理事長補佐の重責を担う。
 ライオンズクラブ国際協会地区ガバナーとして「どんぐりの森」づくりに呼応した「ライオンズの森」運動を提唱し、旭川郊外春日の国有林に今、そのミズナラの木々が旺盛な森林を形成しつつある。教育面ではアメリカ、カナダ、オーストラリア等からの留学生ホームスティを受け入れ、中高校のPTA役員、旭川・ブルーミントンノーマル姉妹都市委員会委員長など多面の文化・教育活動の功績を残す。
 クラシックな文化にも造詣深く「山田コレクション」は有名。この世にこれきりという天下の逸品・絶品は希少価値も大きく、知る人ぞ知るの秘蔵とご紹介しておこう。
 生業に関する経営力学という面では、トドマツを主体にした地域材の利活用問題にも具体的な視点で捉え、季節間調整の位置づけとなっているドラム用製材の展開は一つの特徴と言える。多彩な感性が産んだ人生模様、とりわけ生業の木材業が団体活動に大きな足跡を刻んだ事実。
 山田会長さんの「これまで」を記録した種々の書面がブログ子「啄木鳥」の手元にあるが、その中の一つには「ドングリ作戦」を『我が人生の珠玉の思い出』と記し、『どんな微少な歴史も、常に小さな力、小さな善意の集積がひと筋の道となる・・・」という含蓄ある歴史観の一端を述べている。
 こうした幅広い分野の創造が大きな流れに変貌し、林野庁長官賞受賞に繋がったと言えるのであろう。

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