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2018年6月

2018年6月16日 (土)

第417回北海道銘木市~6月22日に開催

 旭川林産協同組合が主催する北海道産銘木市第417回市が今月22日、市内永山の銘木会館で開催される。

 6,7月の市売り夏休み期を控え、例年ながらの時節を反映した出品量。入札も2時間程度で終了となる見込み。 美瑛、金山、温根湯、陸別方面からの官材171㎥と外材62㎥、これに民材合わせて約968㎥を展示する6月市。ナラ、メジロカバに良材がある。
  •  参加者の下見展示日は21日。
*詳細は下記クリック

2018年6月14日 (木)

新緑の風情に誘われて

 24時間体制介護の日々。宿命なれば何のそのと、ここまではいい啄木鳥も本音は疲労感に喘ぐ顛末。

 「人間回復への道」やはり大自然の佇まいか。身近に「森林」との共生が疲労感を癒してくれる効果が堪らない。小春日和の「ぶらっと散歩」も良しと、真新しい<東光スポーツ公園>へ・・・。
 新植されて間もない様子の3本の樹木に出会う。

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(右から)イタヤ~アオダモ~サクラ記念木

 旭川木材青壮年協議会(伊藤伸太郎会長ー士別市朝日町・東邦木材工業)が設立60 周年の一環として行った旭川市への奉仕の記念植樹事業。融雪間もない時季に植栽されたというイタヤカエデ・アオダモ・エゾヤマザクラは今、新緑の葉に覆われた風情に触れることができた。

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市民には珍しいアオダモ


 軟式野球場3面、球技場2面、テニスコート4面、パークゴルフ36ホール。
球技スポーツ施設と健康・体力づくりを目指す空間と、憩い・触れあいの場を兼ね備えた公園は、約44㌶に180億円を投じた市内きっての大公園。この中のドリームスタジアム脇に植えられた記念植樹木の30年、40年後の生長の様子が楽しみだ。

 

 スタルヒン球場と市立病院前庭にイチイの大木を記念植樹した旭川木青協は、今回で3回目の植樹事業。

 野球のバット材となるアオダモを含む3本の樹木達との新鮮な出会い・・・
「憩い・・・触れあい」の一翼を担うこれからの生長に思い馳せる、爽やかなひとときに乾杯。


(画像はクリックで拡大

2018年6月 6日 (水)

旭川林産組合総会・・・理事長が概況演説

  広葉樹原木の流通公開市場を主催する旭川林産協同組合。
 年に10回開催される「銘木市」の存在感は企業の生命線。道内、本州の木材関係者が集う一大原料入手の場として、注目されつつもその歴史は半世紀を迎えた。
 このたび開催の第69回通常総会。

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  「業界を取り巻く変遷」と「銘木市」の近況を集約した格調高い髙橋秀樹理事長(昭和木材代表取締役会長)の挨拶は、これまでの動向と現状再確認という意味で生きた教材ともなって、出席者に感銘を与えた。以下はその要旨~。

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 <これまでの動向>
  •  昨年は旭川林産協同組合設立75周年、「北海道銘木市」開設50周年、そして北海道広葉樹協議会設立50周年と区切りの年が重なり、祝いの式典をさせていただいた。ある意味、北海道の木材業にとって最も元気の良い時期から半世紀という時にある。その半世紀の今、ひと言でいえば広葉樹は「原料不足」、針葉樹は「適材原木不足」で建築材市場で拡大ができない状態にある。
  •  50年前1960年代は、北海道の木材収穫量は針葉樹700万㎥、広葉樹600万㎥、全体で1,300万㎥もあり、欧州向け輸出インチ材、米国向け輸出合板全盛時代であった。北海道に1,400もの製材工場が林立する最盛期といえる。
  •  1970年代に入って国産材収穫量が減小に向かうにつれて、北洋材・米材輸入の時代時代が到来し、広葉樹はソ連から、針葉樹は北洋材・米材が大量に入荷した。背景には為替300円が160円円高へのプラザ合意があった。
  •   1990年代、針葉樹収穫量が400万㎥、うち広葉樹200万㎥まで減少。一方、ソ連が解体し自由化によってロシア丸太全盛時代が到来した。国産材不足を完全に外材が補い、豊富で最も安い原料時代であったといえる。
  •  2000年代、ロシア材の硬直化、米国へ産地シフト開始。脈々と中国が台頭してきた。2010年代、人工林間伐が施策主体となり、針葉樹収穫量400万㎥、広葉樹60万㎥に激減した。更に2011年ロシア輸出税%、広葉ナラ・タモに100ero/㎥賦課され、その後2015年のロシア産タモ・ナラがワシントン条約に登録されるや激減の一途となった。
  •  2017年、国産収穫量に若干の回復が見られるも、用材は不足、中国の世界木材買い占めで外材も不足している状態。2018年、韓国コンテナ滞船問題、中国での燻蒸トラブルが発生している。これは強権的指導者ばかりの米国、中国、ロシア間の貿易戦争や自国ファーストで何が起こるか分からない現状は気がかりなところである。

<銘木市>
  •  29年度の市売り事業は、売上数量17,590㎥/売上金額8億1,100万円/平均単価46,120円/元落率2.49%。売上はほぼ前年と同様であるが、低い元落は殆ど完売状態となった。内容は官材出品数が150%と増量となった。北海道森林管理局に感謝を申し上げたい。外材は608㎥。前年比114㎥減少した。ロシア材がますます硬直化していることと、中国に仕入で負けている背景がある。
  •  小径木主体のロット椪が大幅に増えた。20㌢上の小径木ロットや3等材が売れるようになった。これは資源の減少と小径化にあわせて、木材商品が開発されていることがある。道産ナラの節をキャラクターにした床材や、節のついたテーブルなどが人気商品となった。ナラの樽で製造されたウイスキーや、幼児用の「君の椅子」プロジェクト、ミズナラブームにある。地元家具業者による北海道家具のブランド化も加わり、メジロカバの床、内装建具、楽器材などに広く使用される樹種になった。

<日本の広葉樹>
  •  *北緯43度ー45度は、世界的温帯広葉樹地帯。*大雪山という森林帯と資源があり、水が豊富で夏散水が可能。*寒い冬で良質な木材がある(冬保存が効く)。*広い土地があり、保管と天然乾燥ができる。古くからが木材加工技術が磨かれ、伝承されてきた。*海外との交流で、世界から不足する原料の調達が可能。
       
    温帯広葉樹の製造工場は、北海道しかないといって過言ではない。

  •  資源は国と道の山にあり、これを安定的に供給していただき、加工して家具、内装建具など付加価値をつけて全国販売する。針葉樹は設備更新して建築材の主導権回復が肝要と考える。
  •  このスキームを続けていくことこそ、北海道の木材ワールドが生きていける道。そのためには国、道、林産試験場、銘木市・原木市の流通、家具メーカー、製紙会社、バイオマス、そして木材業者が連携して一大木材産地産業を維持していくしかないと考える。

2018年6月 4日 (月)

5月銘木市・・・品物相応に平均単価は 35,117円也

  5月下旬に行われた北海道産銘木市(主催/旭川林産協組)。
上川中部・上川南部・留萌北部・網走中部の4森林管理署からの官材110㎥、ロシアからのタモ、ナラ、ウォールナットなど米材など外国材50㎥、民間企業の出品材、総量1,131㎥を展示した5月市売り。
(画像はクリックで拡大)
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 冬場から夏場に向けての季節移ろい相応の出来値展開となった今回市。
中でもタモ、ナラ、クルミ、カツラ、シュリが順調な売れ行き。特にナラは4万2千円台とやや高値推移で完売状態。
  • 主要樹種の最高値
タモ~日本製紙木材出品2.4㍍×40㌢・・・226,900円
ナラ~日本製紙木材出品3.0㍍×74㌢・・・123,000円
セン~昭和木材出品3.0㍍×74㌢・・・127,000円
ニレ~昭和木材出品3㍍×48㌢・・・109,900円
  道外企業は名古屋を中心にした中部地区が数量で51.7㎥(4.2%), 取得単価74,436円(9%)
ほか近畿地区と北陸地区が数量で共に0.6%を取得した。
今回の全体の元落率は7.2%。
  • 市売結果の詳細 以下クリック
(1表)
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(2表)
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