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2020年2月27日 (木)

相田嗣郎氏を偲ぶ

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富良野林産協同組合理事長、旭川地方木材協会会長、北海道乾燥材普及協議会会長、北海道木材市場協同組合理事長など

森林産業界の発展に尽力し、旭日双光章・林野庁長官賞・北海道産業貢献賞を受賞した富良野市布部に本社の

相田木材株式会社取締役会長・相田嗣郎氏が77歳の生涯を閉じられて未だ日は浅い。

真摯な思考と行動の集大成は、そのまんまに大盛儀が物語っていた。

 

初代の相田仁太郎氏が金沢から南富良野町に移住し、造材事業を始めた1923年(大正12年)に歴史は始まる。

戦前は樺太に支店を展開。「世界恐怖のあおりを受けて売れなくなったり、従業員が着の身着のまま引き上げて

きたりと、波乱万丈だった」と往時の記憶を辿る日もあった相田嗣郎氏。

 

1970年代は輸入材との価格競争時代へ。「多くが価格勝負に打って出たなかにあって、外材も受け入れて付加価値を

高めての販売を重視したことで生き残ってこれた」・・・などなど、追憶日記のメモが啄木鳥の手元に残る。

 

製品の乾燥化時代を控えた関連団体の会長として、針葉樹製材の公開市場活性化に理事長として積極的に情熱を

注いだ功績。新たな事業展開と向き合う折は、大学ノートにびっしり考察と分析を記録する意欲的な姿。

相田氏の存在感は、いかに取り巻く環境が変化しようとも「地道で堅実」を旨とする絶対的な持ち味に集約される。

創業96年の社業は4代目・相田泰宏社長に継がれて更なる高みへ。

 

「人生100年時代」への進化論が台頭する現世。

「その前倒しで更なる余生」の願いも空しく・・・。泉下の平安を念じて止まない。

 

 

 

 

 

 

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コメント

私の尊敬する木材業経営者、相田嗣郎殿のご逝去に心を悼めております。
私の若い時、正月明けに布部の工場を訪問し、その年の予測をお聞きするのを
恒例としておりました。予測は的確で私は相田さんの予測に大きな恩恵を受けて
いたのです。偉大な先輩達が次々と亡くなって行く業界に寂しさを感じている次第です。

北海道林材新聞時代は木材人が亡くなる度必ず墓碑銘を掲載し、故人の歴史を
残してくれました。廃刊された現在、歴史が途絶えつつあります。上畑さんの啄木鳥で
出来るだけ木材偉人たちが存在したことを残していただきたくお願い致します。
  高橋秀樹

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