友情のチェリー
冬の厳しさから、待つ心は春への移ろいみな同じ・・・春一番のステージは桜の開花。
エゾヤマもソメイヨシノも今を盛りの満開も、わが家のは趣きちと違う。
森林管理署勤めで樹木には造詣深い田舎の中学同期だったS君の贈ってく入れた「チシマザクラ」。
画像をご覧いただくが、今が8部咲きで愛らしさがまたいい。
趣きが異なるのは、根際からでも花をつける。大木でなくても一人前の趣きを楽しませてくれるのがいい。
根から出た小枝をカットして鉢植えで届けてくれた友情のチシマザクラ・・・
実生ではないから、クローン個体の希少価値感を深くする。
チシマザクラは大雪山系黒岳周辺にも散見されるが、気温の影響から足元の桜が終わった頃に
開花するという。高山のチシマも同様に樹形は低木でも、花は根元の数センチの小枝から咲かせて
見せるという。
同期生の人情提灯に灯りをともしてくれるような気配りが、難病家族の居宅介護に壮絶な日々の我が身を癒してくれる。
「友情の美学」に感謝・・・。