木の科学(薬)

2016年7月22日 (金)

蓄膿症・・・広葉樹「キハダ」の存在感再発見

2_2 「木の成分」で病気治し・・・その昔からよく耳にしてきた話。
「古きをたずねて新しきを知る」を地でいく如くに、「キハダ」で蓄膿症全快という痛快な実話である。
  蓄膿症に悩む方に朗報のくだりは・・・?
 ある日、知り合いから「鼻づまりで口を開けないと眠れない。洗浄で病院通いも緩くない」と。毎日の悩みを伝えられた。1年間近くも通う、されど改善の兆し見えずでは、緩くないどころか明日への希望も塞ぎがちのうっとうしい毎日となる。
 
 高校1年のとき、同じような経験を持つ啄木鳥の私~1年近くの市立病院通いも、行き着くは医師からの手術ご託宣。やむを得ないかと受け止めつつも、再発ありきを聞かされると気落ちして消極的にならざるを得なかったのを鮮明に記憶する。
 
     そのとき「シコロの皮でやってみては?」母の漢方療法ヒントだった。
1 キハダの表皮
4  
表皮下の黄色い部分
 
 
  木工場にお願いしたキハダの荒皮下の「黄色い部分」を煎じた見た目真っ黒なエキス。成分はベルベリン、パルマチンとされる。
  ガーゼに浸せば真っ黄色の1㎝厚程度のものを顔面鼻を覆うように当てて皮膚吸収で治す、つまりキハダの解毒作用力を活かした治療法。凡そ1か月で完璧に改善した母からの知恵は、再発もなく快調な人生と繋がった。
  皮膚吸収という私のやり方が前時代的といえる今日では、在宅での洗浄器も市販されているから、やり方は遙かに容易な時代でもある。
  啄木鳥の経験をヒントに、体験した知り合いの経過が順調と聞く。嬉しさまた格別だが、それにしてもキハダの薬効特性の凄さに驚いている。
  一般的に漢方といえば
*キハダをはじめ同じ蓄膿症に効くコブシ、
*血管強化作用のイチョウの葉エキス(成分「フラポノイド」)、
*気管支喘息のホオノキ樹皮、
*血圧降下のイチイ
など用材となる木材のほかに、灌木類でも多くの樹種の効能があるとされる。